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-北大の牧場・植物園でSDGsを考える-
北海道日高地方の
馬生産と絶滅危惧植物の保全
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北大は「THEインパクトランキング2022」*で

総合ランキング世界10位,国内1位
* 大学の社会貢献をSDGsの枠組みで評価

プログラムの目的

 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター耕地圏ステーション(生物生産研究農場、静内研究牧場、植物園・博物館)では、北方圏における生物生産の持続的発展と環境保全の調和のための研究と実践を推進しています。

 太平洋に面する日高地方は冬季の気候が北海道の中では比較的温和で積雪も少ないことから、19世紀後半から馬生産が行われてきました。このような気候で成立した植生を資源として、静内研究牧場では冬に林間放牧によって北海道和種馬を飼養し、森林生態系を活用した持続的家畜生産システムの研究を行っています。

和種馬の林間放牧20151216_edited.jpg
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 一方で、道内でも日高地方に分布が限られる植物は多く、その中には土地利用による植生改変で絶滅危惧種となっているものがあります。当ステーション植物園では北海道を中心に北方域・冷温帯の希少植物の保全研究を行っており、日高地方の絶滅危惧植物についても遺伝的多様性を守り集団を維持するための保護と増殖に取り組んでいます。

北大植物園-北海道指定希少野生植物エンビセンノウの自生地植え戻し試験.JPG
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​ 静内牧場と植物園の連携による本プログラムでは、日高の馬生産の発展、森林機能に配慮した林間放牧の試み、絶滅危惧植物の自生地内外での保全などについて学びます。

スケジュール(内容は一部変更になることがあります)

9/20   13時 北大札幌キャンパス集合、静内研究牧場へ移動、到着後ガイダンス

    (夕食後)講義『日高地方における馬生産の歴史.御料牧場と静内研究牧場』

    【牧場泊】

 

9/21   牧場実習:蹄耕法による牧草地造成、放牧による森林管理、北海道和種馬の保存と活用

    (夕食後)講義『日高地方の植生の特徴と絶滅危惧植物』

    【牧場泊】


9/22  (午前)フィールド巡検:日高地方の植物・植生、放牧利用による植生変化

    (午後)植物園実習:日高地方の絶滅危惧植物の保護・増殖

    【札幌にて解散。17時頃を予定】

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募集対象

大学学部生、大学院修士生(学部、専攻は不問)
定員8名(応募者多数の場合は抽選、宿泊施設の都合により男女比調整を行います)

参加費用

8千円(交通費[札幌~新ひだか]、宿泊費[20日、21日]、食費[20日夕食、21日朝・昼・夕食、22日朝・昼食])
※ 集合前・解散後の交通費、宿泊費は自己負担

申込締切

2022年9月5日(火)

申し込みは下記URLから

https://forms.gle/ZVYzRYvtMrixj41t9

施設ウェブサイト
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静内研究牧場(新ひだか町静内御園111)
https://www.fsc.hokudai.ac.jp/lf/

植物園(札幌市中央区北3条西8丁目)
https://www.hokudai.ac.jp/fsc/bg/e_aboutus.html

ポスター 北海道日高地方の馬生産と絶滅危惧植物の保全 20220815.png

※ 本プログラムは新型コロナ感染症の感染拡大状況により中止になる可能性があります

問い合わせ

北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 植物園
窓口教員:中村 剛
Eメール:2022agroecosystem@fsc.hokudai.ac.jp

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